本文へ移動

新病院建設事業

はじめに

 せたな町立国保病院は建設から49年が経過し、施設の老朽化が著しく、診療及び療養環境への影響も懸念される状況にあることから、抜本的な更新を行う時期を迎えています。このことから、病院の建替えに向けて、当院を取り巻く医療環境(診療報酬改定等の動向を含む)に即した病院機能のあり方や方向性を検討するとともに、建築の整備内容と建替え方針を整理するため、基本構想及び基本計画を策定しています。

新病院整備の基本方針

 せたな町立国保病院は、現在の医療機能を再編したうえで、次に掲げる役割等を実現できる新病院を目指します。

新病院に期待される役割

新病院の重点機能

 目指す病院像を実現するために、新病院が果たす主な機能は以下のとおり。
〇重点機能(新病院において特に強化する機能)
 ①救急医療 ②医療・介護の連携 ③在宅医療
〇政策医療への対応(公立病院としての役割)
 ①糖尿病 ②感染症対策(新興感染症への対応) ③地域連携
〇高齢者医療への対応
 1)入退院支援の強化による受診支援体制の充実
 2)回復期リハビリの充実
 3)在宅医療の充実への貢献
 4)療養病床を有する医療機関や老健・特養施設等、介護福祉機関との連携強化
〇地域医療機関等との連携
〇地域住民の健康増進、疾病予防への貢献

新病院検討に向けた経過・概要

検討経過

 ①せたな町医療等対策審議会(令和2年度第3回審議会~ 開催数12回)
せたな町立国保病院新病院建設基本構想令和2年10月 諮問
令和3年10月 答申
同上 基本計画令和3年12月 諮問
令和4年12月 答申
オブザーバー:道保健福祉部、八雲保健所、檜山振興局、せたな町議会

 ②せたな町議会医療体制・新病院建設調査特別委員会(令和2年9月第1回~ 開催数8回)
  せたな町医療等対策審議会の開催後に随時開催

病床機能・規模

 地域密着型病院として、在宅復帰へ向けた回復期医療を中心に、初期救急対応に伴う一般病床を組み合わせながら、病床数は人口減少を見据えたダウンサイジングを基本的方向とするなど、地域医療構想との整合性を図りました。また、せたな町における病床機能の面でも、療養機能を中心とした医療法人財団明理会道南ロイヤル病院との棲み分けを図る内容としています。

基本構想段階
基本計画
病床数
病床区分
病床数
病床区分
39床~46床
一般病床
地域包括ケア病床
35床を基準
一般病床
地域包括ケア病床

標榜診療科

 総合診療科を基本とする現在の考え方を新病院に引き継いでいきます。標榜については、外科、小児科、婦人科の見直しを行い、発熱外来の設置に伴い瀬棚診療所へ移設した眼科を集約したほか、新たに神経内科を加えました。圏域内の病院との棲み分けや役割を明確にしながら、今後も医療環境の変化に応じて適宜見直しを図ります。
総合診療科内科・整形外科・リハビリテーション科
専門外来循環器内科・神経内科・眼科
TOPへ戻る